新学習指導要領に対応した学習評価(小・中学校編)(講師: 文部科学省初等中等教育局主任視学官 長尾篤志):新学習指導要領編 (校内研修シリーズ)No33
Summary
TLDRこのスクリプトは、文部科学省初等中等教育局長尾淳主任視学官が主導する、独立行政法人教職員支援機構がオンラインで提供する校内研修シリーズの一つです。新学習指導要領に沿った学習評価について、特に小中学校向けに解説しています。学習評価の重要性、基本構造、評価の観点、およびその具体例を紹介し、教育課程改善と指導の一体性を実現する取り組みを促進しています。また、学習評価の妥当性と信頼性の高めるための工夫、評価色の豊富さ、障がいのある児童生徒の評価方法についても触れています。
Takeaways
- 📚 学習評価は児童生徒の学習状況を評価し、教師と生徒の学習改善に役立つ重要なプロセスです。
- 🔍 学習評価は教育課程や学習指導方法の改善と一貫性をもって行われることが求められ、カリキュラムマネジメントの推進に重要な役割を果たします。
- 📈 PDCAサイクルのチェック部分で児童生徒の学習状況を評価し、その結果を授業や指導計画の改善に活かすことが重要です。
- 🌟 学習評価は主体的で深い学びの視点から授業改善を行う上で、教師と生徒の指導と評価の一体化を促進する重要なツールです。
- 👨🏫 教師は学習評価によって生徒の学習状況を的確に捉え、指導の改善を図ることができます。
- 👦 児童生徒は学習評価を通じて自らの学習を振り返り、次の学習に向かうことができるようになります。
- 🏫 学習評価は校内研修の参考資料として作成され、校内で研修を行う際に活用されることが期待されています。
- 📈 学習評価の基本構造は、知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体的に学習に取り組む態度の3つの観点から評価されます。
- 📚 学習評価の結果は評定に総括され、小学校では3段階、中学校では5段階の評定が行われます。
- 🔧 学習評価の妥当性と信頼性を高めるためには、評価基準や方法を事前に明確にし、実践事例を蓄積・共有することが重要です。
- 🌐 国立教育政策研究所は学習評価に関するハンドブックや指導と評価の一体化のための資料を作成し、ウェブサイト上で公表しています。
Q & A
この教材はどのような目的で作成されましたか?
-この教材は校内研修の参考資料として作成されており、児童生徒の学習評価について校内で研修を行う際に活用されることを想定しています。
学習評価の目的は何ですか?
-学習評価は児童生徒の学習状況を評価し、学習の成果を的確に捉え、教師が指導の改善を図り、児童生徒自身が自らの学習を振り返って次の学習に向かうことができるようにすることが目的です。
学習評価の在り方ハンドブックはどのように活用される予定ですか?
-学習評価の在り方ハンドブックは、この講義で使用され、学習評価の進め方や改善点を理解するための資料として活用される予定です。
学習評価の基本構造にはどのような要素が含まれますか?
-学習評価の基本構造には、知識・技能の評価、思考・判断・表現の評価、主体的に学習に取り組む態度の評価の3つの観点が含まれます。
資質能力の三つの柱とは何ですか?
-資質能力の三つの柱とは、知識及び技能、思考力・判断力・表現力、そして学びに向かう力・人間性などの育成を目指す資質能力です。
学習評価の妥当性と信頼性を高めるためにはどのような工夫が必要ですか?
-学習評価の妥当性と信頼性を高めるためには、評価基準や方法を事前に明確にし、評価に関する実践事例を蓄積し共有すること、また児童生徒や保護者との共通理解を図ることが重要です。
特別な教科における学習評価の特徴は何ですか?
-特別な教科における学習評価は、児童生徒の人格や道徳性に働きかけるため、観点別評価は妥当でないことが特徴です。学習活動における取り組み状況を通じて評価されます。
総合的な学習の時間の評価にはどのようなポイントがありますか?
-総合的な学習の時間の評価では、学習活動や学校が定めた評価の観点を記入し、児童生徒の学習状況に顕著な事項がある場合にその特徴を記入することがポイントです。
学習評価の充実についてどのようなアプローチが提案されていますか?
-学習評価の充実については、指導要録の文章を簡潔にし、評価結果を丁寧に説明することで保護者の理解を得る方法、また日々の授業での児童生徒の学習状況を適宜把握して指導の改善に活かすことが提案されています。
障害のある児童生徒の学習評価に関する情報はどこで確認できますか?
-障害のある児童生徒の学習評価に関する情報は、ハンドブックの裏表紙のQ&Aに掲載されており、また国立教育政策研究所のウェブサイトでも詳細が確認できます。
Outlines
📚 新学習指導要領への対応と学習評価の重要性
第1段落では、文部科学省の長尾淳主任視学官が、独立行政法人教職員支援機構が提供する校内研修シリーズのビデオ教材について紹介しています。この教材は、新学習指導要領に対応した学習評価に焦点を当てており、国立教育政策研究所の「学習評価の在り方ハンドブック」を活用して説明を進めます。学習評価は、児童生徒の学習状況を的確に捉え、指導の改善を図る上で重要な役割を果たします。カリキュラムマネジメントのPDCAサイクルにおける「チェック」の部分で、学習の改善につながる評価が行われることが求められます。また、学習評価は、主体的で対話的で深い学びの視点からの授業改善においても重要な役割を担うと強調されています。
📈 学習評価の基本構造と評価の観点
第2段落では、新学習指導要領の改定の考え方と、実際の学習指導要領の規定の比較について説明しています。新学習指導要領では、知識及び技能、思考力、判断力、表現力、そして学びに向かう力・人間性という資質能力の3つの柱に基づいた目標と内容の記述が行われています。また、観点別学習状況の評価は、従来の4観点から3観点に整理されました。それぞれの評価観点について、知識技能、思考判断表現、主体的に学習に取り組む態度の3つに分け、それぞれの観点に応じた具体的な評価方法が提案されています。
🔍 学習評価の具体的方法と評価色の服風
第3段落では、学習評価の具体的方法と、評価色の服風について詳しく説明しています。学習評価の妥当性と信頼性を高めるための工夫として、教師同士で評価基準や方法を事前に検討し、評価に関する実践事例を蓄積し共有することが重要です。また、日々の授業における児童生徒の学習状況を適宜把握し、指導の改善に生かすことが求められます。さらに、特別の教科や特別活動における学習評価についても、それぞれの特徴に応じた評価方法が提案されています。
📘 学習評価の充実と評価の実際
第4段落では、学習評価の充実を図るための取り組みと、評価の実際について説明しています。国立教育政策研究所では、学習評価の在り方ハンドブックだけでなく、評価の実際について事例を紹介する資料を作成しています。これらの資料はウェブサイト上で公表されており、詳しい内容については参照が可能です。また、障がいのある児童生徒の学習評価については、ハンドブックの裏表紙のQ&Aに関連項目が掲載されており、校内研修シリーズの障害のある児童生徒に対する指導と評価編でも説明されています。
Mindmap
Keywords
💡学習評価
💡学習指導要領
💡資質能力
💡カリキュラムマネジメント
💡主体的対話的学習
💡評価の一体化
💡観点別評価
💡特別活動
💡総合的な学習
💡評定
Highlights
文部科学省初等中等教育局主任視学官の長尾淳が校内研修シリーズ新学習指導要領に対応した学習評価について講演。
教材は校内研修の参考資料として作成され、児童生徒の学習評価について校内で研修を行う際の資料として活用される。
国立教育政策研究所が作成した学習評価の在り方ハンドブックを使用して講演を進める。
学習評価は児童生徒の学習状況を評価し、教師による指導の改善を図るとともに児童生徒自身が自らの学習を振り返れるようにする。
学習評価は教育課程や学習指導方法の改善と一貫性のある取り組みを進めることが求められる。
学習評価はカリキュラムマネジメントの推進や主体的対話的で深い学びの視点からの事業改善において重要な役割を果たす。
カリキュラムマネジメントのPDCAサイクルのチェックの部分では児童生徒の学習状況を評価し、その結果をアクションに生かす。
学習評価の現場には評価に戸惑う生徒の声が見られ、評価基準の違いによる混乱が生じることがある。
学習評価の結果が具体的な学習改善につながっていない、教師が評価のための記録に労力を割かれるなどの課題がある。
学習指導要領の下での学習評価は児童生徒の学習改善につながるものにしていくこと、教師の指導改善につながるものにしていくことを基本とする。
学習評価の基本構造は学習指導要領に示す各教科の目標や内容に基づいて学習状況を評価する。
観点別学習状況の評価は従来の4観点から3観点に整理され、知識技能、思考判断表現、主体的に学習に取り組む態度の3つに分類される。
知識技能の評価は個別の知識技能の習得状況を評価し、他の学習や生活場面での活用程度を評価する。
思考判断表現の評価は知識及び技能を活用して課題を解決する能力を評価する。
主体的に学習に取り組む態度の評価は資質能力の柱である学びに向かう力人間性等を評価する。
学習評価の充実には評価基準や方法について事前に教師同士で検討し明確にすることが重要。
学習評価の信頼性は学校が児童生徒や保護者に対し、評価について事前に説明し、評価結果について丁寧に説明することが求められる。
特別の教科道徳や小学校の外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動の評価については各学校が自ら定めた評価の観点を記入する。
学習評価の妥当性信頼性を高めるためには、日々の授業における児童生徒の学習状況を適宜把握して指導の改善に生かすことが大切。
障がいのある児童生徒の学習評価についてはハンドブック裏表紙のQ&Aに関連項目が掲載されている。
国立教育政策研究所では学習評価の在り方ハンドブックの他にも、評価の実際について事例を紹介する資料を作成している。
Transcripts
みなさんこんにちは文部科学省初等中等教育局主任視学官の長尾淳です
これは独立行政法人教職員支援機構がオンラインでお届けする
校内研修シリーズ新学習指導要領に対応した学習評価
小中学校編です
この教材は校内研修の参考資料として作成しております
児童生徒の学習評価について校内で研修を行う際の資料としてご活用いただけたらと
思います
本日は国立教育政策研究所が作成した学習評価の在り方ハンドブックを使用しながら
進めたいと思います
お手元のスマートフォンなどで画面の2次元コード読み取ることができます
国立教育政策研究所の web サイトからダウンロードする場合はこちらのページに
pd
やファイルを掲載しておりますのでご利用ください
本日はご覧の目次に従って説明してまいります
それではさっそく講義に入っていきましょう
そもそも学習評価とは何かを確認します
学習評価は学校における教育活動に関し
児童生徒の学習状況を評価するものです児童生徒にどのような力が身についたかという
学習の成果を的確に捉え
教師が指導の改善を図るとともに児童生徒自身
が自らの学習を振り返って次の学習に向かうことができるようにするためにも
学習評価の在り方は重要であり教育課程や学習指導方法の改善と一貫性のある取り組み
を進めることが求められます
言い換えると学習評価は学習指導要領が実現を目指すカリキュラムマネジメントの推進
や
主体的対話的で深い学びの視点からの事業改善において重要な役割を果たします
カリキュラムマネジメントの pdcaサイクルのチェックの部分では児童生徒の学習
状況等評価しその結果をアクションにあるような授業や指導計画等の改善に生かす
つまり児童生徒の学習の改善や教師による指導の改善につなげることが大切です
さらにこうした改善を踏まえてプランにあるように各種指導計画が作成され
do にあるように指導計画を踏まえた教育の実施がされていくといった好循環を
生み出していくことが大切になりますまた
主体的対話的で深い学びの視点からの授業改善を行う上で
も学習評価は重要な役割を担います
木日の授業においても教師が自らの指導の狙いに応じて児童生徒の学習を振り返り
児童生徒の学習や教師による指導の改善の充実を図るといった指導と評価の一体化を
進める必要があります特に
主体的に学習に取り組む態度の評価に当たっては畳
言えば児童生徒が自らの理解の状況を振り返ることができるような
発問の工夫をするなど事業改善を図る中で適切に評価できるようにすることが重要です
しかし学習評価の現場には課題も見られます
ここでは評価に戸惑う生徒の声として高等学校3年生の生徒の声を紹介しています
この生徒は先生によって寒天の重みが違うんです
授業態度をとても重視する先生もいるしテストだけで判断するという先生もいます
そうするとどう努力していけば良いのか本当にわかりにくいんですと言っています他に
も学習評価の現場においては評価の結果が自動生
8の具体的な学習改善につながっていない
教師が評価のための記録に労力を割かれて指導に注力できないなどの課題も見られます
そこで平成29年に工事された学習指導要領の下での学習評価については児童生徒の
学習
改善につながるものにしていくこと教師の指導改善につながるものにしていくことこれ
までの観光として行われたことでも必要性妥当性が認められないものは見直しを
していくことを基本として改善するという方向性が示されました
では次に学習評価の基本構造について説明します
まず今回の学習指導要領の改定の考え方について確認します
この資料にある通り今回の改定では何を学ぶか
はもちろん何ができるようになるかいやそのためにどのように学ぶ日までを見通した
室戸されました
何ができるようになるかについては学校教育法第30条第二項をもとに知識及び技能
思考力判断力表現力とそして学びに向かう力人間性等といった
育成を目指す資質能力の三つの柱に整理されました
実際の学習指導要領の規定についてもこの資料に示す新学習指導要領と平成20年に
工事された学習指導要領を比較してもお分かりいただけるように新学習指導よりおいて
は目標と内容の記述が
資質能力の三つの柱の考え方を踏まえて再整理されたものに
あっております
どのように各教科等で何を学ぶのか
それにより児童生徒にどのような資質能力を身につけさせるのか
こう明確にしたことにより児童生徒にどういった力が身についたかという学習の成果を
的確に捉え
教師が指導の改善を図る指導と評価の一体神実現が期待され
ています
学習し東洋量の目標や内容が資質能力の三つの柱に基づき再整理されたことをふまえて
観点別学習状況の評価の観点についてもそれまでの4観点から3巻点に整理されました
各教科における評価の基本構造をまとめたものがこちらの頭になります
各教科における評価は学習指導要領に示す
各教科の目標やないように照らして学習状況を評価する目標に準拠した評価として行い
ます目標に準拠した評価は集団内での総体的な1月を評価するいわゆる
相対評価とは異なるものでありこの点も改めて
確認したいポイントです
では次に学習評価の観点について一つずつ説明していきます
まずは知識技能の評価についてですこれは個別の知識技能の習得状況を評価するととも
にそれらを杞憂の知識技能と関連付けたり
活用したりする中で他の学習や生活場面での
もう活用
できる程度に概念とを理解したり技術を習得したりしているかなどを評価するものです
評価に際しては例えばペーパーテストでは事実的な知識の習得と知識の概念的な理解と
主題のバランスに配慮する
文章で説明をさせたり四季やグラフで表現させたりするなどの場面を設けるなどの工夫
が考えられます
次に思考判断表現の評価についてです
これは知識及び技能を活用して課題を解決するなどのために必要な思考力判断力表現力
等に関わる
目標はないように規定を踏まえ各教科等の特質に応じて評価するものです今日化に際し
ては例えば
ペーパーテストのみならず論述やレポートの作成発表
グループでの話し合い作品の制作や表現等の多様な活動を取り入れるそれらを集めた
ポートフォリオ活用するなどの工夫が考えられます
最後に主体的に学習に取り組む態度の評価についてです
この観点についてはまず資質能力の柱である
学びに向かう力人間政党との関係を確認します学びに向かう力人間性等には
あ主体的に学習に取り組む態度として観点別学習状況の評価
を通じて看取ることができる部分といい
観点別学習状況の評価にはなじまない部分があります
いの観点別学習状況の評価になじまない部分には完成思いやりなどが当たるとされて
おり個人ない評価
すなわち児童生徒一人一人の良い点や
可能性進歩の状況についての評価等を通じて看取ることとされております
一方のあの主体的に学習に取り組む態度として
観点別学習状況の評価を通じて看取ることができる部分は知識及び技能を獲得したり
思考力判断力表現力等を身につけたりすることに向けた粘り強い取り組みの中で自らの
学習を調整しようとしているかどうかを
含めて評価することとされております
主体的に学習に取り組む態度は2つの側面すなわち
まるいち知識および機能を獲得したり思考力判断力表現力等を身につけたりすることに
向けた粘り強い取り組みを行おうとする側面と丸にその中で自らの学習を調整しようと
する側面から評価することが求められます
なおここでの評価はその学習の調整が適切に行われているかを必ずしも判断するもので
はなく学習の調整が知識及び技能の習得などに結びついていない場合には教師が学習の
進め方を適切に指導することが求められます
また自らの学習を調整しようとする側面とは自らの学習状況を把握し学習の進め方に
ついて試行錯誤するなどの意志的な側面のことです
評価に当たっては児童生徒が自らの理解の状況を振り返ることができるような発問の
工夫をしたり自らの考えを記述したり話し合ったりする場面
他社との共同を通じて自らの考えを総体化する場面後
鍛錬や題材などの内容のまとまりの中で設けたりするなどしたい
的対話的で深い学びの視点からの授業改善を図る中で適切に評価できるようにしていく
ことが重要です
主体的に学習取り組む態度の具体的な評価方法としてはノートやレポート等における
技術の授業中の技術や授業中の発言をもとにしたり児童生徒の自己評価や相互評価等の
状況をもとにしたりするなどさまざまな方法が考えられますその際
知識技能
や思考判断表現の観点の状況を踏まえた上で評価を行う必要があります
ノートやレポート等における技術をもとにする際も例えば
ノートにおける特定の技術などを取り出してたの観点から切り離して主体的に学習に
取り組む態度として評価することは適切でないことに留意する必要があります
コラムをご覧下さい従来の関心意欲態度の観点について
学校や教師の状況によっては許氏の回数や
毎時間ノートをとっているかなど性格や行動面の傾向が一時的に表出された場面を
捉える評価であるような誤解が払拭し切れていないという指摘を受け
今回の改定では従来から重視されてきた
各教科等の学習内容に関心を持つことのみならず
より良く学ぼうとする意欲を持って学習に取り組む態度を評価するという趣旨が改めて
強調されました
観点別学習状況の評価の結果は評定に総括します
低学年を除く小学校では3段階の評定
中学校は5段階の評定となります協定は各教科等の観点別学習状況の評価を総括的に
捉え
教育課程全体における各教科の学習上
今日を早くすることを可能とするものです評定が観点別評価を総括したものであること
を示すため指導要録の3個様式における
評定の欄について観点別学習状況評価の卵とは従来離れていたものをその真下に移動
するなどの改善がなされております
ここまで各教科の評価に関する話を中心に説明してまいりました
次に特別の教科道徳小学校の外国語活動総合的な学習の時間
そして特別活動の評価について説明いたします
特別の教科道徳においては4棟生徒の人格そのものに働きかけ
道徳性を養うことを目標にすることから観点別評価は妥当ではありません
学習活動における児童生徒の取り組み状況を一定のまとまりの中で児童生徒が学習の
見通しを立てたり学習したことを振り返ったりするカツ
どう適切に設定するとともに学習活動全体を通して1ります
総合的な学習の時間の評価については総合的な学習の時間に行った学習活動及び各学校
が自ら定めた評価の観点を記入した上でそれらの観点のうち児童生徒の学習状況に顕著
な事項がある場合などにその特徴を記入するなど児童生徒にどのような力が身につい
高尾文章で感的に記述することとされました
これは従来従前の総合的な学習の時間の評価と同様です
特別活動における学習評価については各学校が自ら定めた特別活動全体に係る評価の
観点を記入した上で各活動学校行事ごとに評価の観点に照らして十分満足できる活動の
状況にあると判断される場合に丸印置きいうことと記入する
弟されましたこの評価方法は小中学校においては従前と同様です
次に学習評価の充実についてご説明いたします
まず学習評価の妥当性信頼性を高める工夫の例です
先生方からは指導要録の文章を記述欄が多く時間を要している現状を改善する方法や
保護者の理解を得る方法についてご質問を頂いております
2
学習評価の妥当性については評価基準や方法について事前に教師同士で検討し明確に
することや評価に関する実践事例を蓄積し共有することなど学校として組織的かつ計画
的に取り組むことが考えられます指導要録における分子
上級スランについては例えば総合所見および指導上参考となる諸事項については要点を
箇条書きとするなど最小限のものとなるようにしております
また学習評価の信頼性については学校が児童生徒や保護者に対し
評価について事前に説明したり評価結果について丁寧に説明したりするなど児童生徒や
保護者との共通理解を図ることが考えられます
次に評価色の服風の例です学習評価を行うにあたり
日々の授業における児童生徒の学習状況
適宜把握して指導の改善に生かすことに重点をおくことは大切です
このため観点別学習状況の評価に係る記録は毎回の授業ではなく大変
断言や題材などの内容や時間のまとまりごとに行うなど評価場面を精選することが重要
とされました
日々の授業において学習指導の狙いが児童生徒の学習状況として実現された状況を示す
評価基準を設定し授業中に児童生徒の様子を
評価基準に基づいて観察することは言うまでもなく
大切ですしかし記録に用いる評価については事業で毎時間行うよりも評価する場面を
精選することが重要であるということにご留意いただきたいと思います
障がいのある児童生徒の学習評価についてはハンドブック裏表紙の q & a に
関連項目を掲載しておりますのでご覧ください
なおベッド校内研修シリーズ
障害のある児童生徒に対する指導と評価編においても説明しておりますので合わせて
ご覧頂ければと思います
ています
以上新学習指導要領に対応した学習評価について説明してきました
国立教育政策研究所では本日紹介した学習評価の在り方ハンドブックの他にこの内容を
詳細に解説しまた評価の実際について事例を紹介する
指導と評価の一体化のための高画
句集評価に関する参考資料を作成しました
国立教育政策研究所のウェブサイト上で公表しておりますので詳しい内容については
こちらをご参照ください以上でこの講義を終了しますありがとうございました
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